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放課後NPO After School!!

放課後NPO After School!!

子どもに安全で豊かな放課後を――。放課後に子どもたちがワクワクするようなプログラムを提供する日本初の放課後コーディネーター、それが放課後NPO アフタースクールだ。先生は、地域に住む大人、題材はその人の熱中するプロの仕事。学校、地域、家庭をつなぎ、子どもに夢を託す新しい活動を追った。

(文/岡崎エミ)

子どもをとりまく環境、特に放課後のあり方は、急速に変化している。子どもを狙った犯罪や安全な遊び場の減少、共働きの親の増加や人間関係の希薄化による地域での見守りの難しさ――。家にこもってのゲーム三昧やおけいこでスケジュールを埋め尽くす小学生を見て、「私たちの子どもの頃は、野山を駆け巡ってねぇ」なんてノスタルジーも語りたくもなるだろうが、それもこの厳しい現状への消極的解決法だと理解すれば、問題の根深さがわかるだろう。しかし、そんな消極的方法では、目の前の危険からは身を守れても、子どもにとって未来に起こるだろう困難に立ち向かうだけの、体力も気力も創造力も育まれないのも現実だ。そんな閉塞感漂う子どもの放課後の世界に、一筋の光明を与えてくれた人たちがいる。「放課後NPO アフタースクール」である。

娘が生まれて考えたこと。個人的実感から公でのアクションへ

放課後NPOアフタースクールの代表の平岩国泰さんが、この活動を始めるきっかけになったのは、2004年に娘さんが生まれたことだったという。奇しくも2004年は、子どもが襲われるという痛ましい事件が多発した年。また、周りを見渡せば、無気力な子どもや塾やおけいこに追われる子ども、さらには、自分の進むべき道を見出せないニートと呼ばれる若者や、地域とつながれない大人たちの姿……。
「こうした状況を変えるのに、自分でできることはないか考えました。もちろん自分の娘のためにでもあるけれど、自分の子どもだけよければいいというのも違う。30歳も超え、何か社会に貢献したいとも思っていました」
そんなとき出会ったのが、アメリカで行われていた放課後NPOの活動だった。これは、日本以上に子どもが犯罪に巻き込まれやすく、貧富による教育の格差が激しいアメリカで、市民と行政、学校、企業がタッグを組み、放課後に児童・生徒に様々なプログラムを提供する試み。安全で豊かな放課後を提供することで、実際に、少年犯罪が減少したり、学習意欲が向上するなどの成果が生まれているという。いったい放課後NPOとは、どんな活動なのだろうか。

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