放課後NPO After School!!
目黒区鷹番小学校の「夢プラン」にて
今回見学させてもらったもうひとつのプログラムは、目黒区立鷹番小学校で行われた漫画家溝口涼子先生による「熱狂マンガプログラム」だ。小学生に大人気の『オシャレ魔女ラブandベリー』(マンガ版)の作者である溝口先生が来るとあって、約40人の子どもたちが参加。女の子だけでなく男の子も積極的に参加していた。
さて、この鷹番小学校は、世田谷区の小学校と違い、大野泰弘校長が自ら企画している「夢プラン」との協働になっている。夢プランとは、2006年から夏休みに行われていたもので、地域の商店街の方など専門の仕事を持つ人に学校に来てもらい、実際にその技を見せてもらうというもの。子どもたちに仕事に対する憧れと、自らが仕事を選択するときの参考にしてもらうことを目指しているという。ちなみに放課後NPOアフタースクールとの協働は昨年の秋に行われた特別プログラム「パティシエプログラム」から始まっている。
「当校では放課後のプログラムは、補習や宿題をやるという時間ではなく、将来の夢を見つけるためのプログラム『夢プラン』を実施しています。直接専門の人と触れ合うことは、学校の先生が話すよりも、仕事というものを肌で感じることができるいい機会です。また地域の人もこの活動を通して、子どもたちに夢を託すことができる場になっています」
鷹番小学校では21年度から、夏休みだけでなく通年で夢プランを開催することが決定したという。年60回実施する予定というから、毎週何らかのプログラムが組まれるという換算だ。すでに、お母さんの有志10人に放課後NPOアフタースクールの平岩さんも参加した実行委員会も組織され、どんな先生を呼ぼうかさっそく熱い議論が交わされたという。
「今、保護者の皆さんは『してもらっている』という立場です。それが、『してあげる喜び』に変わっていったらいいなと思います。校長は平均5年で次の小学校に異動します。そういった意味でも、私がいなくなっても続けられる仕組みが必要。お母さん方にも、自分の子どもだけでなく他人の子どもも育てていこうという意識やコーディネートする楽しさを味わってもらえたらうれしいですね。学校の先生に関してもいい影響がでることを期待しています。夢プランは、放課後の活動であり、授業ではありませんから、先生たちは基本的に関わることはありません。しかし、専門的なお話を聞くことで、先生たちの人生も豊かになるだろうし、そこから何か学んで授業に生かすこともできるのではないかと期待しています」(大野校長)。
