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「サードプレイス」としてのソーシャルデザイン活動

「サードプレイス」としてのソーシャルデザイン活動

学校や職場ではなく、家庭でもない、所属によってアイデンティティを拘束されない場「をサードプレイス(Third Place)」と呼ぶ。サードプレイスでは、日常の制約から解放され、自分らしさを発揮する機会が生まれやすいと言われる。ソーシャルデザインの活動にも、このようなサードプレイス的な性質があるようだ。

トージバが主催する大豆レボリューションでは、ひとりで参加するメンバーが多いという。日ごろから付き合いのある人たちと連れ立って来るより、自分の意志で主体的に参加するから、日常の文脈から離れて自由な関わりができるということらしい。ひとりで参加したメンバー同士も、農作業という身体を使った活動を通じ、自然とのつながりという共通理解が生まれることから、大豆レボリューションならではのコミュニティが形成されるまで、それほど時間はかからないという。

日本文化の集団性は、地縁、血縁、会社縁といった伝統的コミュニティによって説明されることが多かった。しかし、この状況は少しずつ変化を遂げているようだ。個が自分らしさを求めるようになり、その結果、かつてなく主体的な個の登場に拍車がかかっている。ソーシャルデザインの活動は、こうした主体的な個がある関心の下に集うことができる、サードプレイスとしての役割を持ち始めているのかもしれない。(岩)